節約術-食費の節約【保存編】-

【保存編】

食卓

一人暮らしの場合、一人分だけを料理するのはめんどうだし、材料が余ってしまうこともあります。そこで便利なのが冷凍保存です。食材によって保存の仕方が違うので、チェックしましょう

                                                                                                                                                                                    
賞味期限と消費期限について理解する食品の保存を考える前に、まず、賞味期限と消費期限の違いについて理解する必要があります。
【賞味期限】
賞味期限は、未開封で保存方法を守った場合においしく食べられる期間を指します。ですので、期限が過ぎたからといって食べられないわけではありません。ですが、開封済みだったり、保存方法が守られていないものは、例え期限内であってもその時間が長ければ食べない方が無難です。
【消費期限】
消費期限は、日持ちがしない生ものが中心に表示され、普通に食べられる期限を指します。期限が過ぎたものは、食中毒の危険性もありますので、食べないほうがよいです。
肉の冷凍保存薄切り肉やひき肉、冷凍の切り身、さしみ、鶏肉など人や手や空気に多くふれたたんぱく質のものは1〜2日が限度です。消費期限ぎりぎりになってから使うより、その日のうちに冷凍し解凍して使ったほうが安全でおいしくいただけます。
肉を冷凍する時のコツは、新鮮なものを急速に冷凍することです。急速に冷凍するために、ラップで包んだ肉を、アルミのトレーに乗せて冷凍するのがオススメです。アルミは熱伝導率が良いので、急速に冷凍することができます。
アルミトレーがない場合はお菓子の空き缶の蓋を利用してみてください。
解凍は冷蔵庫で自然に解凍するのが一番。電子レンジ解凍は加熱のしすぎに注意してください。
常温で解凍すると、細菌が増殖することがあるので、避けてください。
【薄切り肉】
一枚ずつ重ならないようにラップに広げて包みます。
【かたまり肉】
一口大に切ってから、重ならないように並べてラップに包みます。
【挽き肉】
だいたい100g位を目安にラップに巻きます。この時のコツは、空気を抜くように、薄く平らにすることです。
また電子レンジで解凍する場合には、角の部分に火が通りやすくなってしまうので、円形に冷凍した方がまんべんに解凍できます。
魚介類の冷凍保存使う時はよく火を通すようにし、10日を目安に使い切りましょう。
【魚】
切り身魚を冷凍するときは一切れずつラップをします。一尾丸ごと冷凍する場合は、内臓は取り除き、水気をよく拭いてからラップをして冷凍します。
焼いて調理する場合、それほど厚みのない物は凍ったまま焼きます。厚みのある物は中心が生焼けになる事があるので、解凍してから焼きましょう。
【貝類】
あさりやはまぐり、しじみなどの貝類は、砂抜きをしてよく洗い、水気を切ってビニールに入れて冷凍します。調理は凍ったまま加熱します。
凍らせてしまっても、加熱するときちんと口が開きますよ。かきなどの生で食べる物は冷凍できません。
【魚卵】
たらこ、明太子、いくらなどの魚卵も冷凍できます。解凍は凍ったまま冷蔵庫に入れて、自然に解凍させます。冷凍やけをしやすいのでラップできちんと包んで冷凍し、2週間を目安に使いましょう。
野菜の冷凍保存
【ほうれん草】
加熱調理してから水気を切って冷凍・・・というのは常識ですよね。実はそのままでも冷凍ができます。
生のほうれん草はよく水洗いし、水滴が付いたまま保存袋に入れ、中の空気を抜きます。中の空気をしっかりと抜くのがポイント。凍ったまま切って加熱調理して使います。茹でると栄養が流れ出てしまうので、生で冷凍する方がおすすめですよ。
※保存袋の中の空気を抜く時は、掃除機を使うと簡単にできます。掃除機の口に空気が入らないようにストローを当て、もう片方を保存袋の中に入れて空気を吸い出します。しっかりと空気を抜くのがポイントです。
【ブロッコリー・アスパラガス】
使いやすい大きさに切ってから、ほうれん草と同じ要領で保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。凍ったまま熱湯で1分くらい茹でて使います。
【大根】
大根おろしにして冷凍しておくと便利です。大根おろしは小分けにしてラップに包み冷凍。またはバットのような平らな物にラップを敷いて、大根おろしを平らに流して包み、冷凍します。使う時に割って使えて便利です。
【しょうが】
大根のようにおろしてから冷凍します。また、そのままでも冷凍できます。皮をむかずに凍らせた山芋は、凍った状態でピーラーで皮をむき、凍ったままおろし金でおろします。生のままでおろすよりも力がいりますが、きめの細かいとろろができます。
きのこ類の冷凍保存傷みやすいきのこ類は冷凍保存がおすすめです。椎茸などのきのこ類は、冷凍したほうがうまみが増すと言われています。
【しいたけ】
そのままの状態で冷凍できます。凍ってからだと軸がポキンと折れて便利。冷凍してもカチカチ状態ではないので、石づきを切り落としたりスライスすることもできます。
【えのき茸・しめじ】
石づきの部分を包丁で切り落とし、子房にわけてビニールに入れて冷凍します。凍ったまま加熱調理します。
【なめこ】
袋入りのなめこは、そのまま冷凍できます。凍ったまま加熱調理します。
その他冷凍保存意外と知らなかった冷凍保存できる食材も冷凍保存ができます。
【豆腐】
豆腐は冷凍できませんが、冷凍をすると高野豆腐のようになります。凍らせた豆腐は自然解凍し、水気を軽く絞ってから煮物にします。高野豆腐よりもソフトな感じで美味しいですよ。
【納豆】
そのまま冷凍できます。解凍は常温、または冷蔵庫で自然解凍してください。
【味噌】
そのまま冷凍できます。冷凍しても固まりません。袋入りの味噌を容器に移し替えるとき、一度冷凍しておくときれいに袋から出せます。
【ハーブ類】
ネギ、みょうが、しそ、ゆずの皮などの薬味は、刻んでラップ、または保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。凍ったまま使えます。
【卵】
ゆで卵は冷凍できません。玉子焼きやいり卵は冷凍することができます。生の卵の場合、溶き卵はそのまま冷凍できます。解凍後はよく加熱調理して使ってください。
割らないでそのままの状態でも冷凍が可能。凍らせると殻が割れてしまいますが、凍ったまま茹でてみてください。普通にゆで卵になりますよ。
たくさん作って冷凍保存カレーやミートソースなどは、家庭独自の味が出ておいしいものです。しかし、一食分だけのために作っていたのでは、お金(特に光熱費)と時間の無駄です。それらのものは、一度にたくさん作り、その場で食べないものはすぐ冷凍しておきましょう。カレーやシチュー、ごはんなどを冷凍保存するときは、冷気の伝わりやすい金属容器に、下にラップを敷いて薄く小分けにして入れるとよいでしょう。
卵の冷蔵庫の保存方法卵の保存方法は、尖っている方を下にして保存をするといいと言われています。というのも、卵は角がない方で呼吸をしているため、その部分を上にした方が新鮮さを保てるからです。
ご飯もすぐ冷凍1人又は2人暮らしの場合、毎日少量の米を炊くのは結構面倒なものです。
そこで、一度に5合程炊、きその日のうちに食べないものは、冷蔵庫であら熱を取ってから冷凍しておきましょう。その場合、容器にタッパを使ってもいいですが、ラップを包んで使用すると後処理が楽ですよ。
お茶はティーパックでお茶は、2リットルのペットボトルや紙パックの物をかっていませんか?
どんなに安売りしていても、2リットルで120円はしますし、結構な出費になります。そこで、50袋入った、麦茶やウーロン茶などのティーパックを使いましょう。それを使うと、2リットル当り5円前後でできますので、かなりお得になります。
レシートを有効活用買い物に行ったときにもらうレシートは、そのまま冷蔵庫に貼ると中のものを空けずに把握できるので、電気代と保存期間を伸ばすことができます。使ったものには線を引いたり、消費期限を付け加えるなど様々な工夫ができます。
 

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