洗濯のコツ-洗濯の基本-

洗濯の基本

一人暮らしをしたら必ずしなければならない洗濯。
洗濯ものを洗濯機に入れてボタンを押すだけなのですが、衣類をできるだけ長持ちさせる為に洗濯の方法は重要です。
まずは基礎知識から学んで、間違った洗濯をしないようにしましょう。

洗濯の基本知識

一度に洗える洗濯物の量 洗濯機にはすべて「○キログラム用」という最大容量の表示がありますが、それがいったいどのくらいの量なのかわからない人も多いはず。最近の洗濯機は量に応じて水量を自動的に調節してくれるものがほとんどですが、水量に比べ入れる量が少なすぎると水流の影響で繊維が傷む原因に。何度か洗濯物の重さを量ってみて、だいたいの見当がつくようにしておくと便利です。量り方は簡単。体重計の上に洗濯物を入れたカゴを持ち、自分重さを引けば洗濯物の重さが出ます。
せっけんはよく泡立てる
  • 1. 水量位置「低」で水をためる。まだ衣服は入れてはいけません。低位置で水をためるのは、水の高さが低いほど、水をまわしたときの渦が大きく石鹸がとけやすいからです。
  • 2. 洗濯機が回り始めたら、水の渦に、洗濯せっけんを振りいれます。せっけんの粉を振りいれるのは、水中で石鹸が固まりになってしまうのをふせぐため。さらさらと粉をふっていれましょうね!
  • 3. 3分間ほど待ち、モコモコにせっけんを泡立てます。せっけんは泡立たないと汚れを落としません。泡が汚れを落とすんですね。なので、せっけん洗濯では、泡立ちは最重要項目です。
洗濯ネットを使う
  • 目の細かいネット
    色柄ものや装飾のついたもの、ブラジャーやストッキングなどデリケートな衣類を洗濯による傷みや型崩れから守り、タオルの毛羽などが付着するのを防ぐ効果があるほか、他の洗濯物との色移りを防ぐので白などの薄い色のものや黒などの濃い色のものも活用しましょう。
  • 目の粗いネット
    衣類についた汚れや糸くずなどを外に出しながら中身を守ります。よく心配されるのは、ネットに入れることによる汚れ落ちの効果。
  • 上手な使い方
    洗うもののサイズや素材に合ったものを選ぶこと。サイズが大きすぎたり小さすぎるネットを使うとかえってシワが多くついてしまうこともあります。
    傷みやすいものや色柄ものも、裏返しにしてからネットに入れるのがおすすめ。傷みや色移りをより防止できます。なおデリケート素材は傷み防止効果の高い「細かい網目」のネットを使いましょう。大きめのネットに複数の衣類を入れる場合、パンパンに入れると汚れ落ちが悪くなってしまいますので、要領の7割程度をこころがけるとよいでしょう。
    ボタンやファスナーは閉じておきます。Yシャツはシワ防止と襟・袖汚れの対策として、裏返してボタンを2、3箇所留め、ネットにちょうどよく入る大きさに畳んで入れます。
洗剤の種類と選び方
  • 一般的な洗濯用洗剤
    界面活性剤で汚れを落とす洗剤のうち、「綿・麻・合成繊維用」で弱アルカリ性のものです。大きく「合成洗剤」と「石けん」に分けられ、それぞれ主に粉末タイプと液体タイプ(石けんは固形も定番)があります。一長一短があるので自分好みのものを選びましょう。
    合成洗剤は、酵素などの洗浄力を強化する成分や、漂白剤や柔軟剤、蛍光(増白)剤などの仕上がり効果をUPする成分をプラスするなど日々新しいものが出ていますが、種類が多くものによって不得手な衣類も。一方石けんは、皮脂汚れなどに威力を発揮し、人肌に優しく、色落ちもしにくいのですが、石けんカスがついたり白い衣類が黄ばんで見えたり、粉末は水に溶けにくいという欠点もあります。
    自然の中で無害化される度合い(生分解性)が高い石けんの方が合成洗剤よりかなり良いとされています。ですが、有機物の汚れの指標(BOD:生物化学的酸素消費量)は、一回で多量に使いがちな石けんの方が高いという数字もあり、また合成洗剤も生分解性を上げる研究を進めているので意見は分かれます。
    ともあれ、ある水道局の方によれば、どちらも使用量を守って使えば下水処理で対応できるけれど、指定された量より多く使う人も多く、そのことの方が問題なのだとのこと。最低限、表記されている量を守ることが大切かと思います。
  • 中性の洗濯用合成洗剤
    シミや黄ばみを落とすときに使います。大きく「塩素系」「酸素系」「還元型」に分かれ、漂白の強さはその成分により、塩素系>粉状の酸素系>液体の酸素系の順に。一番強い塩素系は白物のみ、酸素系は色柄ものにも使えます。また液体の酸素系(弱酸性)以外はアルカリ性なのでウールやシルクには使えません。
    塩素系か酸素系かはボトルに書かれており(画像参照)、ブライトやハイターなどの商品があります。なお還元型は塩素系漂白剤や鉄分の黄ばみをとるのに使われます。
  • 仕上げ
    風合いのやわらかなのが好きなら、また、静電気防止をしたいなら柔軟剤を、シーツやワイシャツなどパリっと仕上げたいなら洗濯のりを使います。ちなみにガイドが気に入っているものでハリ・コシをUPするスタイリング剤(スタイルケアなど)も便利です。

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